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ROをやるきっかけ、メイン鯖を変えたきっかけ。 人それぞれ色んなきっかけがあると思う。 意外にもそっけないきっかけが意外と重要だったりするんだろうな。 現に私も今のGに落ち着くまでは色々とありました。 少し、長い昔話をしましょう―――…。 今でも忘れもしないROの地に初めた時。RO初日。 適正検査の通りマジシャンに転職志望の為、ゲフェンにおりました。 初めての場所、何をしていいのか分からないことだらけ。 ぽりんを叩きつつ、深追い勢い余って即死でした。 強制的にセーブPに戻され、再度街の外へ。 そしたら数人の人達が集まっていて、その中のプリさんがヒールをくれる。 辻支援と解りお礼を言わなきゃ、と「ありがとう」の一言から始まった会話。 今日ROを始めたばかり、と告げると一人の人が私に武器と防具をくれました。 マインゴーシュ、アドベンチャースーツ、サンダル、演劇の小道具、ミルク200個 今では簡単に買えてしまう物が当時の私ではとても高価。 ゲーム内の操作説明も半分訳が分からずで聞きつつ 「こんなに貰っていいのですか?」聞き返す私。 「一人でも多くの人がROを楽しんでくれるならそれでいい」 そう言って彼はそっけなく返し「大抵此処にいるから何時でも来て下さい」と。 私にセーブPを教え、セーブをさせて別れました…。 装備のお陰もあってか、2日で無事にマジシャンに転職。 (実はその時も知らないプリさんに手伝っていただいたなんて内緒)(…) その後ゲフェンから足が遠のき―――…。 ―――…それから8ヶ月後。 無事に2次転職も済ませ、暫らく経ったある日。 ゲフェンに立ち寄って、ある事がふと過ぎる。 「結構経つけれど、あの人たちは居るんだろうか…?」足は、その人たちの溜り場、に。 …いたいた。けれどその人達とは限らないからなぁ。 恐る恐る近づく。 「すいません、今からおよそ半年以上前から、ここの溜り場に居る方々ですか?」 確認を取るとどうやら本人達らしい。話に聞くと転生をして、頑張っているらしい。 大変申し訳ないけれど、恩師と呼べる人の顔や名前なんて覚えてない。 事情と、その時どういう話をしたのかと説明をすれば、知り合いの人が態々 リアルで連絡を取ってくれたらしい。……だれか、来た。 …。 ……。 暫らく無言が続いた後「お久しぶりです。初めまして」改めて挨拶。 「貴方は忘れているかもしれないけれど、あの時は有難う」率直に改めて礼を言う。 本当にお互い雰囲気的にしか覚えていない。けれど微妙には覚えているものだった。 恩師に、今のレベルを聞かれ、正直に「94です」と答えるなり 「いい仲間に巡り合えたのですね。これからが折り返し地点です。頑張って下さい」 ソロばかりだったら、今も一人だったらこんなレベルになってないですからね…。 雑談をすること数分後、知り合いから呼び出しを食らった彼は最後に 「あの時は色んな人に声をかけていましたが、貴女みたいにお礼を言いに来る人は初めてです」 …普通はそうかもしれないですね。けど今所属しているGに入るまでは目的なんて無かったし ただ暇潰しにやっていた程度。けど、辞めなかったのはいつかは楽しいと感じる 場所や、人たちと巡り合えるかもしれないから、と 「一人でも多くの人がROを楽しんでくれるならそれでいい」 案外この言葉が支えだったかもしれない。 出会いや、きっかけはとても大事。きっと恩師にあの時出会ってなければ絶対に今此処にいないと思う。 一度垢問題で、キャラは削除しましたが、今のWIZの名前に拘っていたのは ROをやるきっかけを作ってくれた人、転職試験を手伝ってくれた人達に 申し訳ない気がしたからです。 因みに、当時は倉庫が100種類までしか預けられなかったので種類の関係上 恩師から貰った装備はNPCに売ってしまいましたが、マインだけはちゃんと倉庫にあります。 WIZ試験時、装備も、フェンもない私に最終手段として某酔っ払いさん(笑)から 貰ったけれど、結局使わなかった古い巻物は常に持ち歩いています。
by aki-akino
| 2005-09-19 04:00
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